白内障の基礎知識
2017年04月10日更新 2017年02月28日公開

白内障の症状、原因、治療法について

白内障は老化現象の1つになっており、誰にも起こり得る病気になっています。では、白内障の症状や予防方法はあるのでしょうか。この記事では、白内障に関する情報についてドクター監修の元でご紹介します。

年齢を重ねると白内障が発生する可能性が高くなってくる傾向にあります。白内障は放っておくと段々と進行してしまい、視力に大きな影響が出てくるようです。老化によって白内障を発生してしまわないように、この記事にて白内障の症状をチェックしておきましょう。

白内障の症状とは

白内障とは、レンズの役割をしてくれる水晶が白く濁ってしまう病気のことです。では、白内障になるとどのような症状がでるのがチェックしておきましょう。

ものが見えづらくなる

白内障になると、レンズが白く濁ってしまうためにかすみが出てきます。こちらは代表的な症状といわれており、目の前に霧がかかったようにぼんやりとした視界になることがあります。また、白内障になるとレンズに不調が出てしまうために、視力も低下することがあります。また、白内障による視力低下はメガネでも改善しないのが特徴となっています。

白内障の症状が出た目の特徴としては、症状が出た目だけでものを見たときにものが二重や三重になって見える場合があります。これは「単眼複視」と呼ばれており、水晶体の中心にある核やその周りの屈折率がずれてしまうことで発生する症状のことをいいます。

目にさまざまな現象が起こる

白内障になると目が見えづらくなるだけでなく、異様にまぶしく感じたりすることがあります。日の光に敏感になってしまうだけでなく、反対に逆光になるとまったく見えなくなってしまうのも白内障の特徴です。また、暗いところでものが見えづらくなるとともに、反対に一時的ですが、ものが見えやすくなってしまうこともあるようです。

白内障の原因

白内障になってしまう原因でもっとも多いのは老化現象です。老化によって水晶体を構成するタンパク質と水分のバランスが崩れてしまい、水晶体が白濁するのが原因といわれています。白内障になるのは60代で約50%となり、80代になるとほぼ100%の人が白内障を経験するといわれています。また、まったく別の病気や現象が原因で白内障となることもあるといわれています。以下のような病気になると、年齢を重ねなくても白内障となることがあります。

  • 全身疾患の合併
  • 先天性による白内障
  • 外傷性白内障
  • 併発白内障

白内障の治療法

白内障になった場合、適切な処置を行うことで進行を遅くしたり、症状の改善を図ったりすることが可能といわれています。放っておくと別の病気を併発することもありますので、早めに眼科に通うようにしましょう。

薬による治療

白内障の場合、すぐに視力が下がるということはないとされています。そのため、進行状態が遅い場合は経過観察することがあります。しかし、症状が少しでも進行するようであれば、進行スピードを抑える目的で点眼薬が処方されることがあります。ですが、こちらは白内障を根本から改善するものではなく、あくまで進行スピードを抑える目的であることを知っておきましょう。

点眼薬として使われる薬としては、ピレノキシン製剤とグルタチオン製剤の2つが多く、ピレノキシン製剤は、水晶が濁る原因となるタンパク質の変性を抑えるのが主な役割になっています。また、グルタチオン製剤は、不溶性タンパク質の増加を抑えて水晶の透明性を保つことを目的に使用されることが多いようです。

症状が重い場合は手術もする

白内障の症状が進行した場合、日常生活に支障が出る場合があります。その場合は、手術によって症状を改善できる可能性があるといわれています。現在の白内障の手術技術は進歩していると同時に、症状を完治できるのも手術だけになっています。

現在の白内障において主な手術方法は「超音波乳化吸引術」となっています。この手術では、濁ってしまった水晶体を超音波によって細かく砕き、その破片を吸い出した後に人工の眼内レンズを入れるようです。この手術では痛みがないのと、時間が30分もあれば終わるというのが特徴になっています。

ですが、水晶体の核がすでに固くなっており、超音波で砕けないこともあります。その場合は「水晶体嚢外摘出術」という手段を取るようです。こちらの手術では、水晶体を取った後に硬くなった核を取り出し、眼内レンズを入れるといった手順を取ります。こちらの手術になると時間もかかり、視力が回復するにも時間がかかるとされています。

白内障の予防法

白内障は老化とともに進行する病気ですが、知らない内に症状が悪化しているケースも少なくありません。ここでは、日ごろからできる予防方法についてご紹介しましょう。

目の酸化を防ぐ

白内障は、目の中にある水晶体が濁ることで発生します。その水晶体を構成するタンパク質が酸化すると濁り始めるのですが、酸化は紫外線を受けることで発生するといわれています。水晶体は紫外線の影響を受けやすく、大量の光を浴びると酸化が進んでしまうようです。そのため、日差しが強いときはUVカット機能のあるサングラスやメガネをつけたり、つばのある帽子を被ったりするのがいいでしょう。

また、食事の中でも酸化を防ぐためものを摂取するのもいいといわれています。酸化を防ぐ食べ物にはほうれん草やブルーベリー、ぶどうなどがあります。また、柑橘類に含まれるビタミンCなども効果があるようです。

早めに自分で検査しておく

白内障は早期発見をすれば、点眼薬などで進行を抑えることができるといわれています。しかし、進行が非常にゆっくりのため、自覚症状を覚えることなく進行することもあるようです。そのため、日ごろから片方の目をつぶってかすみや視力低下をチェックするのがいいといわれています。また、40代以降の人は、1年に一度は目の検査を受けるのが望ましいでしょう。

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